Purana Qila
プラーナー・キラー
デリーで最高気温48度を叩き出した日、私はプラーナ・キラー(古い要塞)にいました。朝から容赦なく照りつける太陽。誰もいないかと思いきや意外と人がいます。ただの観光客なのか遺跡でだべりにきているローカルピープルなのか、職員かは不明。朝から活動的に動く犬を避けつつ入り口に向かいます。
中は広大です。いつも通り情報の乏しい案内板(ヒンディー語)と文明の利器インターネットで当たりをつけながら進みます。暑さのため、無駄な動きは許されません。
最初に訪れたのはモスク。立派な外観から中はどうなっているのからワクワクして向かいます。
中は何もありませんでした。モスクは礼拝所なので何もないのが当たり前なのですが、ガランとした空間があるのみ。正面の壁もなかったのですが、そちら側がメッカだからでしょうか。
モスクを出ると、階段井戸がありました。アグラーセンの階段井戸と違いこじんまりしています。立入禁止となっており中に入れず外からの観賞のみ。暗闇に階段が向かっているように見え、少し怖いです。
次に向かったのが図書館。八角形をしています。この図書館は、皇帝フマユーンが足を踏み外し転落して亡くなった現場です。どこから落ちたんだろう?と見学できるかなと入り口をさがしましたがすべての入り口が目打ちされて中は入れないようになっていました。
図書館の向かいには浴場がありました。え?こんな敷地のど真ん中に!?丸見えじゃない?と高台から覗こうとしましたが見えず。意外と平地で、見えそうで見えません。近寄って覗いてみましたが、屋根のせいで見えず。ここも入り口が封鎖されているため中には入れず。この時代の排水管が晒されていたので見ることができました。意外とちゃんとした管でした。
最後に訪れたのはフマユーンゲート。こちらは上下に二つのゲートがあります。どちらを使うかはお堀の水位によって決まります。
朝早い時間しかも酷暑にも関わらず恋人達が日陰に集っていました。
そして私はというと水分補給していたにも関わらず、熱中症になったようで午後はホテルのラウンジでへたばっていました。
アグラーセンの階段井戸はこちら
足を踏み外したフマユーンのお墓はこちら