インドの野菜 〜きのこ〜
インドのキノコ事情
私がインドに来たときは、キノコは皆無でした。あるのはマッシュルームのみ。インポートでぶなしめじやえのきが売っているものの、恐ろしい値段。日本の5倍以上。しかも鮮度悪し。買う気は雲散霧消、誰が買うのかと思っていたらコリアンが鍋のために買っているとの噂。キノコラバーの我が家にはお味噌汁を作っても、鍋を作ってもモノタリナイ日々が続いていました。
どっかにないのか、とgoogle先生に聞いてみたところ、インド人はキノコをカエルの傘だと思っているなんて言うメルヘンな逸話がでてきたのみ。傘にしてはカサが厚いだろ!なんとか家で栽培できないだろうか、メイドさんがびっくりしちゃうかな、なんてことまで考えていました。
が、この秋くらいからキノコ界に革命が起きました。なんとエリンギが店頭に並び出したのです。原木からにょきにょき生えたエリンギ。パック詰めにされているのは8本近く入って500円近く。そんな量いらないし、冷凍すると味も落ちるしな〜と遠目で眺めているだけだったんです。しかし、ある日売り子のお兄ちゃんが話しかけてきたので、ものは試しと2本だけ欲しいんだけどと聞いてみると、できるとのこと。切りたてフレッシュのエリンギGET!お値段も日本円と変わらず(インドの物価からすれば高いですが)。試しに食べてみるとおいしい〜〜!切り立てフレッシュのため日本よりもおいしい!そしてエリンギを皮切りに続々とキノコが陳列されるようになってきたのです。
充実しているキノコ売り場がこちら。インポートも混じっているので値段確認しないとびっくりのお値段になります。
椎茸の小さい版です。味も椎茸。しかし、品質保持の観念が抜けているのか、その役割の人がいないのか、ちゃんと見ないと入荷日から日が経っているのも売っており、それは半分溶けています。
こちらが我が家でよく買っているキノコたち。右上のキノコは名前はわかりませんが、舞茸の白いバージョンと思っていたら、全く違うものでした。舞茸よりくどくなく、よりエリンギに味は近いですが、食感は舞茸。鍋に入れて使っています。
キノコがインドで手に入るようになり、少し食卓が日本に近づき嬉しいことこの上なし。エノキやブナシメジも栽培してくれないかな〜。