グルガオンへの道 〜9月その2〜

グルガオンへの道 〜9月〜

 

やっとVISAの書類が揃った9月のはじめ。

行ってきました。インド大使館。

 

10〜11時だったか、とてつもなく短い時間の間に受付に行かねばならぬのです。

こどもはいいけれど、大人は必須らしい。

 

書類を揃えて、隣の駅だけどもう間に合わないのでタクシーを呼んで、全部忘れ物ないよね?!と確認して夫とともにタクシーに乗り込む。

 

インド大使館はもうたくさんの人で、こんないっぱいの人がインドに行くんだ〜とちょっとびっくり。

結構女の人がいて、女子もインド赴任か〜と思いながら順番待ち。

喉がかわいたので水を飲もうと、ウォーターサーバーに行くも、出やしない。

なんてこった。

 

やっと番号が呼ばれ行ったところ、パスポート忘れた、と夫の一言。

え!?行く前に出せって言ったから渡したし、タクシーで忘れものないか聞いたよね?

受付締め切りまであと30分しかない。

行って帰ってくるだけで30分以上かかる。間に合わない。

窓口の姉ちゃん(インド人)は、何しに来たの?とまくし立てる。

仕方ないので、義母を使わせていただきましょう、お義母さんに電話して持って来てもらえ、と夫に言う。

もちろんのことながら、取りに帰ればいいじゃない?というお義母を説得してもらい持ってきてもらうことに。

 

その間、必要書類が揃っているか受付の姉ちゃんに見てもらうことに。

リストに沿って、これはこれで、これはこれ、と見せて行くと、ふっ、と鼻で笑う姉ちゃん(感じ悪っ、とムッとする)

これじゃない、これもこれじゃない、オリジナルはいらない、コピーでいい、などややこしい限り。

ポストイットになにやら書いてくれるが、見づらい。

(・・・読み取れない)必要なのはこの3つか?そうだ

(・・・箇条書きのつもりだったか)オリジナルか?いやコピーだ。3部いる。

(・・・そう書いてよ)じゃ、これはコピーは3部でいいか?いや2部だ。

(・・・ものによって違うのか、わかりにくい)OK。じゃ、こういう意味でいいか?違う

(・・・わからない)これは記入するのか?そうだ、こどもの数だけ記入する

などのやりとりを、ほぼ喧嘩腰でやる。

 

ようやくすべてを理解し、パスポートが届くまで書類を整理する。

コピー機は外のコンビニを使え。というのでコピーをとりに大使館を出る(夫が)

記入する書類に書いていると、VISAの種類に丸をつけろか、、、選択肢にないんですけど・・・・なんてこった。これは質問しなければ、と空白になる箇所多々。

そのうち夫がコピーの束を抱えて帰ってくる。

これはこれで、と一人ずつパッケージ化する。

えっと、、これ、、、VISA申請のリストにないんですか?なぜ今やっている?と若干イラっ。

 

そうこうしていると、パスポートを携えお義母さん到着。

やっとそろったので、受付の姉ちゃんのところに戻る。

全部揃った。ここは何を書けばいいのかわからん、と質問。

え〜っとという感じで改めて書類を読み直し、ほんとだね〜、選択肢にないね〜じゃ、ここに直接書いて〜と指示される。

(え。。今気づいたの!?てかしらなかったの?とまたイラっ)

 

やっと受け付けてもらい、雑に書類とパスポートをまとめてぐるっと輪ゴムで丸めてDone。

はじめてみせる受付の姉ちゃんの笑顔。姉ちゃん、笑えるのか。

でもさ、もっと丁寧に扱っていただきたいんですが・・。そのクリアファイルの意味は。。ただの仕切りっすか?

 

さてVISA発行までの待ち時間、お義母さんが水でないんだけど、と文句をおっしゃるので

でないんです。私もでませんでした、誰もいないのでどうしようもできない、と言うと

どうやったのか、水を出せるようにしてもらって、水をGETするお義母さん。すごい。

VISA発行までどれくらいかかるか不明なので、丁重にお礼を行っておかえりいただきました。きっとお茶でも一緒にしたかったのだろうだけど。

ありがとう、お義母さん!!!

 

1時間近く待ち、やっとVISA発行が終わり次々に名前が呼ばれ出した。

HIX〜、近畿日X交通〜、と旅行会社の名前が呼ばれ

仲間だと思っていた女子たちが立ち上がる。

旅行代理店の人だったのか〜。赴任じゃないのか〜。

やっと取れました、社に戻ります、と携帯に話しかけ、ざざっと待合の人が帰って行く。

ポツンと残る。我々夫婦。まだ・・ですか。

 

その時、妙に露出度の高い服を着た姉ちゃんがカツカツとやってきて、受付は終わっているのに

急ぎなのよ、やってよ!明日必要なのよ!と強気でまくしたてどかっと一番前の席に座る。

え〜〜、ねじ込み可能なんだ〜〜とこそこそ話。

言ったもん勝ちの世界なのかもしれません。

何が必要なのかも聞かないと教えてくれなかったし。

日本とは違う世界がそこにはありました。

 

そしてようやく、我々の名前が呼ばれ、やっとVISAをGETしたのでした。

VISAってとるの大変だね。こんな面倒臭いことを旅行代理店の人やってるんだ、と帰路についた我々だったのでした。