ANOKHI Musium
アノーキーミュージアム
アンバー城の麓にアノーキーミュージアムの看板があったので、ついでだしと行ってきました。ドライバーも初めて行く、とのことで道行く人に尋ねつつ向かいました。ここだよ、と向かうもミュージアムの門扉がぴっちりしまっており、OPENしてるの?とドキドキしながら鉄の扉を押し開けて進みます。
ちなみにブロックプリントとはインドの伝統工芸で、版画のように手彫りのハンコをスタンプし色を重ねて文様をプリントしていく印刷技法です。インドのお土産の一つにこのプロックプリントで使う手彫りのハンコがあります。一つ一つはとっても可愛いのですが、どうやって使うの?ハンコとして使えるの?と謎だらけで買ったことはありません。
ミュージアムには色々なアノーキーのブロックプリントの展示がなされていました。AC(Air Conditioner)を期待して入ったのですが、NO-ACでした。暑い。。
日本人が提供しているブロックプリントコーナーもありました。多分ここだと思われます。(如何せん説明文がどれを指しているのかわからないので、推測するしかない)
ブロックプリントの元となるハンコ作りが実演されていました。いろんな道具を使って木を彫ってハンコを作っていました。
お土産に実演で作ったお花のハンコをもらいました(もちろんチップはお支払い)初のブロックプリントのハンコ。
ハンコの実演のあとは、色づけや布へのプリントの実演コーナーが待ち構えていましたが、いちいちチップを渡すのも面倒だし外なので暑いしでスルー。
ミュージアムの1階にはショップがあり、限定の布も売っているそうです。展示場にはいなかったじゃん!というほどの人だかり。こんなにいっぱい人がいたなんて!!またキッズコーナーには塗り絵が置いてありました。かわいいので1枚記念にお持ち帰り。本当は全種類ほしかったのですが、1枚ずつしか置いていなかったので遠慮しました。
Amber Fort 〜その4〜
アンバー城 〜その4〜
Suhang Mandil、ガネーシャー門の2階にある中庭を見下ろせる展望台のようなところです。行きたい場所は見えるのですが、どうやってあそこまで行くのか?迷路のような建物のため、ここから行けるかな〜?ここは一体何階?と迷いながら向かいます。
やっとたどり着きました!真ん中の窓には子供の大きさくらいの穴が空いていてそこから中庭が一望できます。ちょうど私が行った時にはその穴に子供が座っていたので隣の窓から透かし穴越しに中庭をみてみます。(柵もないので、落ちたら中庭に真っ逆さま!大丈夫!お母さんちゃんと見てる!?と心配になりました)
金平糖と丸の透かし穴。
中庭です。突如現れる英国調のガーデン。25年の月日を経て作られました。丸いカットの植木が英国っぽい。庭を挟んで反対側に鏡の宮殿が見えます。
鏡の宮殿の正面にはSukh Mandir、夏の日中用の王族の部屋があります。なぜ夏専用なのか。暑いインドで少しでも涼しく過ごせるよう風通しが良く、目からも涼を取ろうとしたのでしょうか。建物の装飾も水色で涼しげです。どうもこれがラジプット様式だそうです。
古い扉が保存されていました。
Zenani Deorhi、Ladies' Apartmentと訳されていましたが、ハーレムのことです。ピンク色の建物で、ここではたくさんの女性がマウンティング争いをしていたに違いありません。きっと階上に行けば行くほど、位が高かったことでしょう。
昔のハーレムに思いを馳せていると、ハーレムの中央に東屋がありました。たくさんのインド人が休んでいる。ここは一体?とくに説明もなかったので、今も昔も休憩所的な使い方をされていたのでしょう。
アンバー城の周りにはぐるっと城壁があるのが見えます。山の稜線に沿って作られている要塞。万里の長城みたいだな〜と感じました。
お城から見えた別庭。アラベスク文様です。
アンバー城おしまい。
Amber Fort 〜その3〜
アンバー城 〜その3〜
王族の居住区域に入るゲート、ガネーシャゲートです。フレスコ画です。ちなみにフレスコ画ってなんぞいや?パトラッシュ、僕はもう疲れたよ、もフレスコ画だったよね?ってことで調べて見ました。要は壁画で、炭酸カルシウムを塗料に使っており耐性があるそうです。また一つ知識の引き出しが増えた私。
ガネーシャゲートの謂れになっているガネーシャが門の真ん中に描かれています。門にはセルフィーや休憩を取る人で溢れかえっており、人が写らないように取るのも一苦労。
中も綺麗でした。
Diwn-i-Khas、私的謁見場です。外にあった公的の赤砂岩と大理石の質素な謁見場と比べてこちらはキッラキラです。別名、鏡の宮殿。いたるところに鏡が張り巡らされ金銀で装飾されています。
天井までキッラキラ。
大きめの鏡で自分を写す、というのを他の人がやっていたので真似したのですが、高い位置にあったのでこれが限界。カメラと私の頭髪。
Amber Fort 〜その2〜
アンバー城 〜その2〜
Jaleb Chowk、宮殿の前庭です。正方形の広場でこの広さを利用して商売魂たくましくセグウェイライドのビジネスが展開されていました。影がないのでセグウェイ乗っている間に熱中症になりそうです。
前庭を抜けるとライオンゲートです。宮殿に続くゲートでここを抜けるとまっすぐ宮殿ではなく、敵の侵入を防ぐため90度に折れてからの宮殿です。ここから入場券が必要なのですが、ここまで階段を登って行ったのにも関わらず、チケット売り場が下の前庭にあったことが判明。暑い中また階段を降りてチケットを買いに向かいます。チケット売り場では公式ガイドはいらんかね〜と自称ガイドたちが声をかけて来ます。1人400ルピーと言っていたので、結構いい値段。1グループなら考えんでもないが。
ライオンゲートを抜けて宮殿敷地内から見た前庭です。宮殿敷地から前庭が一望できるようになっています。
最初にあるのが、Diwan-i-Am。公的謁見場です。赤砂岩と大理石で作られています。赤砂岩の柱に囲まれて大理石でできた空間があります。おそらく大理石部分に王が鎮座していたのでしょう。
柱には象さんの頭と蔦でデコレートされています。この建物ではムガールとラジプット形式の建築様式を見ることができるそうですが、どれがムガールかラジプットかさっぱり分からぬまま、ガツっと白と赤が分かれてんな!象いたな!という感想のみ残して次に進みます。
横から見た図。天井部分は2階層になっています。
Turkish Bahs、トルコ風呂です。冷たい水と暑い水を別々の浴槽にいれていたそうです。これはその浴槽の一つ。しかし、どうやってお風呂に入っていたのでしょうか。熱いのと冷たい水を交互に入ったのか?なぜ混ぜてぬるくしなかったのか?水はどうやって抜く&変えるのだ?そして狭くないか?王族のみの利用とはいえ、2人が限界ではないか?と様々な疑問が浮かび上がって来ますが、ガイドがいないので想像するのみです。
浴槽の近くにはトイレもありました。今は使っていないとはいえ、においます。
ガイドブックには載っていなかったのですが、(他所の)ガイドが説明していたので、横から盗み聞こうとしましたがおそらくスペイン語。あえなく撃沈。多分ですが、囲炉裏でここで火を起こして熱水を作っていたと思われます。
Amber Fort 〜その1〜
アンバー城 〜その1〜
ピンクシティから40分ほど車で行ったところにアンバー城があります。このアンバー城には象のタクシーで行けるとガイドブックにあったので、わくわくしながらドライバーに、象に乗るの、お城には車と象の2択があるけどどうする?だーかーらー象の一択だって!E L E P H A N T。なんて会話をしながら向かいます。
こちらが、アンバー城です。よく見えないですが、この時城に向かい歩いている象が見えました。高まる期待!ドライバーに象乗り場では降ろしてもらい、どこでお金払うの?どこどこ?とチケット売り場に向かうと、象のタクシーは11時で終了と言われました。何だって?今11時15分。そこに象が2頭いるじゃないか!融通してよ!が、NOと言われすごすご退散。ジープがあるよと言われましたが、自家用タクシーあるしとご機嫌斜めにNO返し。かなり気温が上がっていたので象の都合もあるのだろうけれども。残念。わくわくがかなりしぼみましたが、気を取り直して帰りに向かう予定だった階段井戸に先に向かいます。
こちらの階段井戸はデリーで見た階段井戸と違い、4方向の階段井戸です。しかもちゃんと水がありました。大量の藻が発生していましたけれど。階段を降りてみようとしたところ、ピーーっと警告笛を鳴らされました。降りちゃダメなのね。しかしなぜに階段がこのようなダイヤ型をしているのか。1辺あたり4つの水汲み場があり、それが3面あるので、少なくとも12人水を汲めるように、また行き・帰りがバッティングしないようにこのような形の階段を作ったのでしょうか。そして水は一体どこから?湧き水?雨水?階段井戸の謎は深まるばかりです。
階段井戸の向かいにはお寺がありました。このようにいたるところに遺跡があります。というかアンバー城の周りからすでに遺跡群でした。しかも、まだ人が住んでいる場所もある。道も一通じゃないの?というほど細い道で、お城に向かって車は進みます。
デリーの階段井戸はこちら
Hawa Mahal – Palace of Wind
ジャイプール 〜風の宮殿〜
ジャイプールに行ってきました。イギリス王子がジャイプール訪問時に、歓迎の意味を込めて街をピンクにしたのでピンクシティと言われています。でも実際はピンクではなくテラコッタ色です。しかし何でイギリスのプリンスが来たんだ?と道々謎に思っていたのですが、そうだった。インドはイギリスの植民地だったことがある!と気づいて腑に落ちました。
さて、ピンクシティの入り口が見えて来ました。ピンクシティの周りに9つのゲートがあるそうです。
ピンクシティの中は小さなお店であふれています。建物はもちろんテラコッタ色。なんでちゃんとしたピンクにしなかったんだろう?と思いましたが、たまにファンシーな薄ピンク色の建物があるのを見て、うん、テラコッタで正解だねと思いました。ピンクも選ばないと安っぽく見える。。
ピンクシティのど真ん中に、Hawa Mahal、別名Palace of Wind 風の宮殿があります。風の宮殿から宮中の女の人は市街地を眺めていました。風通しがとてもよく作られているので風の宮殿というそうです。正面から見るとこんな感じ。おお。まるで人形のお家のようです。
が、横を見るとうすっ!ハリボテ的な建物でした。
風の宮殿の前は囲われていて中に入れませんでした。また風の宮殿の前は2車線の混雑している道路のため、建物の全貌を写そうとすると死を覚悟せねばなりません。近いしでかいし危険だし時間ないし(駐禁ゾーンなので急いで帰って来てと言われた)の4重苦で撮れる限界がこれでした。
インスタ映えするというので、セルフィーしてみました。インスタ女子への道は遠かった。。
Hauz Khaz Complex
ハウツカズ遺跡群
デリーの代官山と呼ばれるハウツカズエリアのど真ん中に遺跡群があります。もちろんここも恋人たちのデートスポットになっています。日本でいうとお城跡や古墳で愛を語り合っている感覚でしょうか。とても不思議です。
まず入ってすぐのところにあるのが、Tuglaq Tombs。スライム型の屋根を持つ同じような建物が3つ並んでいます。
裏にポツンとお墓が。Tombから移動したのか元からあったのか不明。なにせ説明がないので。。
次にあるのが、Feroz Shah's Tomb。中には入れず外からの鑑賞のみです。横っちょの廊下のようなところは入れます。が、興味がてら入ったところカップルだらけで早々に退散。
Feroz Shah's Tombの北には45mに伸びる2階建てのMadrasaがあります。Madrasaとは?英語でもないので調べて見たところ、ムスリムの学校のようでした。窓は池を向いているので、きっと授業中外の池を眺めていた生徒がいたことでしょう。
最後にT字に広がる3つのドーム。この建物が何に使われていたのかは不明だそう。形からおそらく会議や集会に使われていたのであろうと書いてありました。
デリーのおしゃれゾーンのど真ん中にある遺跡。買い物に疲れた時の憩いになりそうです。(外国人価格ではちょっと一休み、はできないですが)