Amber Fort 〜その4〜
アンバー城 〜その4〜
Suhang Mandil、ガネーシャー門の2階にある中庭を見下ろせる展望台のようなところです。行きたい場所は見えるのですが、どうやってあそこまで行くのか?迷路のような建物のため、ここから行けるかな〜?ここは一体何階?と迷いながら向かいます。
やっとたどり着きました!真ん中の窓には子供の大きさくらいの穴が空いていてそこから中庭が一望できます。ちょうど私が行った時にはその穴に子供が座っていたので隣の窓から透かし穴越しに中庭をみてみます。(柵もないので、落ちたら中庭に真っ逆さま!大丈夫!お母さんちゃんと見てる!?と心配になりました)
金平糖と丸の透かし穴。
中庭です。突如現れる英国調のガーデン。25年の月日を経て作られました。丸いカットの植木が英国っぽい。庭を挟んで反対側に鏡の宮殿が見えます。
鏡の宮殿の正面にはSukh Mandir、夏の日中用の王族の部屋があります。なぜ夏専用なのか。暑いインドで少しでも涼しく過ごせるよう風通しが良く、目からも涼を取ろうとしたのでしょうか。建物の装飾も水色で涼しげです。どうもこれがラジプット様式だそうです。
古い扉が保存されていました。
Zenani Deorhi、Ladies' Apartmentと訳されていましたが、ハーレムのことです。ピンク色の建物で、ここではたくさんの女性がマウンティング争いをしていたに違いありません。きっと階上に行けば行くほど、位が高かったことでしょう。
昔のハーレムに思いを馳せていると、ハーレムの中央に東屋がありました。たくさんのインド人が休んでいる。ここは一体?とくに説明もなかったので、今も昔も休憩所的な使い方をされていたのでしょう。
アンバー城の周りにはぐるっと城壁があるのが見えます。山の稜線に沿って作られている要塞。万里の長城みたいだな〜と感じました。
お城から見えた別庭。アラベスク文様です。
アンバー城おしまい。