犬 〜その1〜

犬 〜その1〜

 

今日は犬事情について

インドに来る前に狂犬病の予防接種を受けました。

 

そのお値段1万超え。高い。高過ぎる。(詳しくは、狂犬病・価格で検索♪)

しかも1回では足りず、2回接種が必要。

しかしながらもう来週あたりに旅立つのです、という時期に受けたので2回目(4週間後)なぞ摂取は不可能。

会社でいわれなかったの?と先生に言われつつ(ええ。そんな赴任リストなぞありませんでした)、仕方ないのでインドで2回目受けますと接種。

その際、なるべく犬に近寄らないように、と注意を受ける。

先生、何をおっしゃる。もちろん犬になんて近寄りませんよ、危険ですから。

 

頭の中では過去の大阪南港時代が蘇る。

 

夜遅く(といっても19時か20時くらい)に駅に向かって歩いていたときのこと。

ひたひたと自分とは違う足音が後ろから聞こえる。

ふと振り向くと、黒い影が2つ。。。野犬が後を追っている。。

南港。。

それは当時は空き地だらけで、庭に野良犬が迷い込んでいるので注意するよう館内放送がされるような野性味溢れる場所。

どうする!逃げても野犬の早さに勝てるわけがない。

駅まではまだ遠い。かつ街灯もない。誰もいない。

自分と野犬しかいない。怖い。怖過ぎる。

逃げると追うともいうし、ここは早足で見ぬふりして駅まで向かうのだ!

PCが入ったカバンをいつでも振り回せるように持ち直し気持ち早歩き。

自分の息づかいとやつらの足跡しか聞こえない永遠かと思われる5分弱(www)。

比較的明るいところまでたどり着いたとき、やつらはより広い空き地に去って行ったのでした。

より暗い場所へ遠ざかっていく黒い2匹の影。

難は去った。。。。

もう夜二度と一人で帰るものかと誓ったハタチそこそこの私。

 

野犬の思い出が走馬灯のように蘇り、

犬なんかもちろん近寄りませんし、夜道を歩くことなんてありえません、

とタカをくくりインドへやってきたのでした。