インドの野菜 〜Black Carrot〜

Black Carrot

 

スーパーでブラックキャロットを見つけました。去年見なかったので、今年から一般的に流通し出したのか?早速買ってみました。見た目はこのように本当に黒い。しかし、中を切ってみると、黒というよりは紫。ちなみに奥の人参は私が勝手に金時人参と思い込んで使っている人参です。通常のオレンジの人参もありますが、赤い方が栄養価が高いかな、と勝手に信じて使っています。味はオレンジと比べると少しくどみがあるかな?お値段的には、オレンジ<赤<黒の順です。と言ってもキロ単位で10ルピーくらいの差。誤差の範囲。

さて話は戻してこの黒人参。どうやって使えばいいのかわからないので、とりあえず通常の赤人参の代わりに使ってみよう。

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黒人参は剥いても黒。この黒人参は中心部分が白いですが、中心まで紫の黒人参もあるので個体差のようです。今日のメニューはクリームシチュー。さて、どうなることやら。

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他の野菜と炒めた瞬間に、紫に色づき出す野菜たち(下)。紫玉ねぎを使っていますが、本来の紫玉ねぎがさらに紫に。そして、、、思った通りクリームシチューは紫シチューになってしまいました(上)。かき混ぜている途中、すっかり魔女の気分に。f:id:startGurgaon:20200213215630j:image

食欲を見事に抑えてくれるこの色。ダイエットには持って来いのシチューが出来上がりました。昔、舌が回らない息子が言っていた、ドゥラサチ色はこの色に違いない。ちなみに味は普通のクリームシチューです(市販のシチューの素なので味のブレはない)。ただ、いつものシチューより甘い気が。これは紫という色がなせる技なのか、黒人参の味なのか最早わからない。いつもはお代わりする息子たちがこのおどろおどろしいシチューは一杯でご馳走様でした。やはり色と食欲はつながっている模様。

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普通の人参の置き換えでは食欲減退になる、とパープルシチューの反省を生かし、黒人参についてgoogle先生に聞いてみました。調べると世界的にもレアな品種らしい。そしてポリフェノールを含み抗酸化作用に優れているとのこと。ということは、アンチエイジングに効くんでない?これは食べないと!とレシピを見ると、キンピラやジュース、ジャムにすればいいそうですが、めんどくさい。ということで、黒人参のビネガー和えを作ってみました。これがイケた!普通の人参より、甘い。やはりシチューの時感じた甘みは正しかった。人参自体が甘いのでビネガーは通常より多めにしています。

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体に良いのにお手頃価格で手に入る黒人参。唯一の欠点が、切っていくごとに手指が紫に染まっていくこと。ざくろよりは落ちましたが、お風呂に入るまで指が紫でした。しかしインドは、紫玉ねぎ、ざくろ、ビーツと紫色の食物が多い。ポリフェノールとり放題。日本では手に入りにくい品種ばかりなので、ここぞとばかりに食べてアンチエイジングに励むことにします。