インド:ベスト5

インド:ベスト5

 

インドから帰国してしまったので、本ブログは今日で最後となります。ご愛読ありがとうございました。最後に私のインドベスト5をご紹介したいと思います。

 

 1位:ウダイプルのTaj Lake Palace

インドのマハラジャ気分を味わえます。インドは貧富格差が激しいのですが、ここではピンを味わうことができます。ひどい湿気を差し引いてももう一度行きたい。

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2位:アジャンタ ・エローラ遺跡

よくぞ重機のない時代に、こんな辺鄙な場所に作ったものだと感心させられました。しかも宗教対立のあるインドで、3つの宗教が混在する遺跡を作るなんて!その精神を広め、印パ間の紛争を押さえ平和な世界になってほしいと願います。

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 3位:ジャイプール

ピンクというよりテラコッタの街。小さい街なのに車が多くて、人が多くて、遺跡が多くてインドのエッセンスをギュッと凝縮したような街です。

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 4位:アグラのタージマハル

世界遺産は一度は見ておくべきだけど、2度目はないと思いつつ2回行ってしまいました。駐在員の中では、1度行くとタージマハールが呼ぶので、偶数回行くことになるとの噂。これまたマンパワーでよくぞここまでシンメトリーな建物を作ったものだと感心させられます。

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 5位:デリーの階段井戸

都会の真ん中に急に現れる階段井戸。新・旧が混在する不思議な感覚を味わうことができます。そして日本では見たことのない形式の井戸に驚きです。

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帰国 〜その2〜

帰国

 

ハイヤーの中では想像通り爆睡する息子たち。私は家まで案内しないといけないので、運転手さんと会話していました。ハイヤー会社は今やフル回転だそうです。確かに、誰かに迎えに来てもらう以外は、レンタカーという手段を使うには、返却方法が1番の問題になるかと。私もレンタカーを検討しましたが、やはり返却後のアシをどうするのか、公共機関が使えないとなると歩き?睡眠不足で疲労マックスなのにムーリーということでハイヤーの一択しかありませんでした。今回だけのデラックス帰宅です。

さてPCRの結果なのですが、待てど暮らせどこない。陽性だった場合はすぐに連絡がくるとのことだったので、きっと陰性だったんだろうなとは思うものの確信ではないので、悶々と結果を待っていました。外に出るのはゴミ捨てくらい。それもご近所の目もあるので、早朝誰もいないのを確認してゴミ出ししていました。

そしてようやく金曜日に結果がメールで来ました。月曜日に検査をして金曜なので、5日待ったことに。全員の陰性結果を見て、少し心の荷が軽くなりました。その後、自治体の保健所へメールで健康チェックを送り(やはりLINEはできなかった)、2週間の自宅隔離を経て、やっと日本国を大手を振って歩けるようになりました!

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隔離明け翌日には朝イチで区役所に向かい、子供たちの学校の転入の手続きをし、その週の金曜、つまり帰国後3週間目の金曜から学校に通うことができました。ちょうど次の週から給食も始まり、通常授業に戻るタイミングだったので私としてもほっとしました。これで夏休みの間に1学期の遅れを取り戻せる!

バタバタとした帰国で、感傷にふける暇さえなく帰国を伝えるのもSNSで、という味気ない本帰国となりました。が、2年弱のインド生活は色々な経験ができ、なかなか充実したものでした。未だインドに残っている友達もいて、STAY AT HOMEが続いているのを聞くと、日本は恵まれているなぁと感じます。また帰国後、息子たちの体が目に見えて大きくなり、在印中は、二人とも一度も乳歯の生え替わりがなく心配していたのですが、帰国後乳歯がグラグラしだしたのを見ると、少なからず栄養が足りていなかった感が否めません。私としては、日本にいるときよりスリムになったので、そのままの食生活を続けていければいいんだけれど、、と思ってはいるのですが、子供たちがいるとそうもいかないかなぁ。

 

帰国 〜その1〜

帰国

 

突然ですが、6月14日のJAL臨時便で母子のみ帰国しました。夫はまだ任期があるためインド。インドは未だロックダウン中なので公には国際線は飛んでおらず、帰国者のための臨時便のみが飛んでいる状況です。今日はインドから日本への帰国について書こうと思います。

 

まず飛行機ですが、日本への臨時便の予定は日本大使館のレターで発表されます。その中に予約方法が書いてあるのでそれに従って予約します。正規の便ではないため航空会社のHPからは予約できず、専用窓口に電話する形になります。予約したタイミングが遅かったのか、臨時便という特性上全員がそうなのかは分かりませんが、Waitingリストに入りました。そこから出発の4日前まで連絡が来ず、てっきり今回は無理だったかと諦めた矢先、その夜(寝る直前)に席確保の連絡がきました。

席が確保できたので、急ぎ帰りの荷物のパッキングをしているとJALから国際電話が。インド政府に提出が必要なので、空港までのタクシーの情報(車種、運転手名、運転手の電話番号)共有をお願いされました。急ぎタクシーを手配し、必要な情報をJALに連絡。電話もかけたのですが、回線が混んでいて待ちになったため、メールで情報を連携しました。

出発前々日には日本大使館から、インド政府からの州超え(グルガオン・デリー間)許可証と日本大使館からの移動中の邦人保護のレターが届いたので印刷(右)※現在は、州超えの規制は解除されているのでこれらのドキュメントは不要になっています。さらに空港で提出する個人の健康状態と連絡先を記入する書類を準備しました(左)。実はこの健康状態書類、2部必要と書いてあるのに私見落として一部しか持っていかず結局もう1部空港で書くハメになりました。

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空港前では日本人のJALのスタッフが案内をしていました。周りを見れば、大量の帰国の荷物を運ぶ日本人の姿が多数。まだインドにいたのね、ロックダウンを共に戦った同志よと心の中で呟く私。空港には裏口ルートのようなところから入り、ショップゾーンは通れないようになっていました。ショップゾーンへの立ち入りは禁止され、もちろんすべてのお店はシャットダウンされていました。

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いつもは大混雑のイミグレーションもセキュリティゲートも空いています。なのであっという間に中に入れました。一部DFSはオープンしていましたが、特に欲しいものもないので今回は素通り。お化粧品買っても、マスクするならいらないしな〜。

搭乗の待合場所も運行している飛行機がないので、ガランとしていました(右上)。座って待っていると、JALから飲み物と軽食のサービスがあるとの放送が。いそいそと受け取りに向かい、水とマンゴジュースとフルーツケーキをもらいました(左)。ちょうど喉がかわいていたので助かりました。小腹を満たしたところで、子連れの優先搭乗放送があったので、これまたいそいそと一番乗り。ボーディングブリッジ手前で一旦待たされましたが、日本人のスタッフがお帰りなさいませ〜と声をかけてくれ、もうここは日本だ、インドではない!とテンションが上がりました(右下)。

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飛行機の中では換気は定期的に行っていることや、できる限りマスクはしておくようにとの放送がありました。また、すべての席ではありませんが一部の席には防御服も置いてありました。搭乗者ですが、意外や意外、満席で日本人しかいないとばかり思っていましたが、インド人もいました。息子2はJALからもらったフェースシールドで完全防御(任意)。

食事もいつもよりは簡易だと案内がありましたが、ロックダウンのインドから来た私にとってはご馳走。一人ビールを飲んで祝杯をあげる母を横目に、映画に夢中な息子たち。夜便だったので、私は酔いも手伝いあっという間に夢の世界に向かいましたが、子供たちはずっと起きて映画を見ていました。日本についてからも長いのに、それでもつのか!?まだ道半ばだぞ?

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日本に着くと降機の許可が降りるまで待たされ、許可が出てからは、座席番号で区切っての段階的な降機でした。降機後、PCR検査の待合室に行きます。幸いなことに子連れ専用席に座ることができ、優先的にPCR検査に向かえます。ここでも先頭を切ってPCR会場に向かいます。会場といっても、廊下を3つの簡易ブースに区切っているだけで、家族単位で受けられます。PCR検査後、子供たちが泣いているのを見て、大袈裟だなあ、インフルでも体験済みでしょ?と軽く見ていたらインフル以上の辛さでした。冗談ではなく涙がこぼれ落ちました。PCR検査が終わると検疫に向かいます。飛行機の中で検疫からコロナに関する書類(連絡先など記入)を事前に書いてあるので、その提出待ちの行列(右上)。提出するだけではなく検疫官となにやら話をしているので待ち行列ができているよう。検査官とは、体調のこと、帰国後14日間の隔離はどこでするのか?体調管理にLINEを使うが良いか?との質問。LINE使います!と言ったのですが、日本の番号でないとダメ、とのこと。そんな。。。日本のSIMなんて持ってないよ。隔離されるのに入手もできないじゃん。海外のはダメなんだそうで、帰国者は持ってない人多いだろうなと思いました。

f:id:startGurgaon:20200619102633j:plain私たちは自宅があるので、PCR検査結果を待たず、自宅隔離措置となります。自宅への交通手段として、ハイヤーを手配しました。想定以上にスムーズに進んだため2時間以上もハイヤーの予約時間まで時間がある。電話をしようと公衆電話を探したのですがなく、日本にいるのに国際電話(日本ーインドー日本)。ラッキーなことに今すぐならいける、とのことなのですぐ来てもらえるよう手配しました。検疫の出口でハイヤーが来ました、と伝えるとピンク紙を渡されました(右下)。所々、スタッフが立っているので見せてください、とのこと。コロナキャリアの可能性ありという紙でしょうか、、、出口まで3箇所くらいでこの紙を見せる必要がありました。途中、フライト情報板がありましたが(左上)、すべてキャンセルになっていました。ちなみに、荷物はターンテーブルから全て降ろされずらっと並んでいました。荷物をピックすると、哀愁すら感じる2020東京オリンピックの案内(左下)を横目にやっと日本国に上陸です。ここまでくるともうピンク紙(右下)も不要です。特にチェックする人もおらず、こっそりシャトルバスや電車も乗れそう、とチラっと思いました。

 

 

インドの映画館

インドの映画館

 

日本人が楽しめるインドの娯楽は限られています。私がソロ活動で楽しんでいるのが映画です。ロックダウンが始まり映画館がCLOSEしてしまい、娯楽がなくなってしまいました。

周りの駐妻仲間には、一人で映画館に行くなんて!と驚かれますが、ちゃんと選べば大丈夫。ローカルの映画館は危険なので行かず、メインロード沿いにあるショッピングモール内のシネマに行きます。インドは映画大国なので映画館はとても綺麗。また日本円で2Dなら2〜300円、3Dなら500円くらい、4Dで7〜800円しないと日本に比べれば格安。また英語字幕もついているので、聞き取れなくても字幕を読めば何とかなる。ということで、子供たちが学校に行っている昼間に映画館に通っていました。安いと言ってもそれは日本人感覚なだけで、メインロード沿いなので客質は悪くありません。一応隣に誰もいないよね?を確認して席をとっていましたが、昼間の映画館は空いており、ほぼ貸し切り状態。惜しむべくは上映スケジュールが今後3日分の予定しか出ない、いつまで上映されるか不明なため、私は常に映画館のスケジュールを確認していました。今日やっていたものが明日なかったり、今日のこの時間やっているものが明日には違う時間に上映されていたりと、柔軟にも程があるというのがインドの映画館です。

綺麗だし安いので、気に入った映画があれば何度も行けちゃいます。子供たちはTOYSTORY4を、私はJOKERを3回見に行きました。去年は日本フェア(別名、新海誠フェア)がインドであり、”天気の子”がグルガオンに来ていたので、子供たちと見に行きました。久々の日本語でよろこぶ子供たち。日本語音声、英語字幕が新鮮。

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子供たちの映画のお楽しみといえばポップコーン。2D映画の場合、下手すりゃポップコーンの方が高いという場合があり、お財布には厳しいですが、映画+ポップコーンという定番スタイルで楽しんでいます。またインドでは鑑賞途中に、食べ物や飲み物の注文をとりにきます。なので買い忘れても大丈夫。通は時間指定で、食べ物を運んでもらうそうです。

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さてインドに来て初めて4Dを体験したのですが、上からバブルが降ってきたりシートが動いたり風が吹いたりとなかなか楽しい。しかし!シネマが比較的空いているのか空きシネマを出さないためか無駄に4Dだったりします。マレフィセントの4Dは浮遊感が楽しめましたが、ロックダウン前に観た1917(戦争映画)の4Dは必要?ジープに乗っている振動のみのために!?と思われるほどの無駄な4D仕様でした。

日本もインドのようにワンコインで映画が見れれば良いのにと思います。字幕や吹き替え料が割増されているのかしら。それなしで上映してくれないかな〜。

インドのお菓子 〜Lays〜

インドのお菓子 〜レイズ〜

 

ポテチラバーの我が家では、訪れる国のポテチを食べて食文化を知ろうというモットーがあります。インドにもLaysがあるのですが、ガラムマサラ味という想像するだに恐ろしそうなテイストもあれば、普通に食べられるものもあります。その中から最近のお気に入りをご紹介。今年に入り、LaysのパッケージがUpdateされ、口元アップしたものが印刷されています。口元アップは何種類かあります。

さて、こちらが我が家で食べているLays。左かクラシックソルト、トマト味(なぜか味は一緒なのに小袋はSpanish Tomato、大袋はFlirty Tomatoと名前が違います)、クリームオニオン味です。少し前までレモン味があり、ビールにぴったりだったので好んで食べていたのですが、ロックダウンに入ってから全く見なくなりました。期間限定だったのかしら。

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中身はこんなです。まずは塩味(右上)。まあ普通の塩味です。少し油っこいのですが。次にパッケージに唐辛子が書いてあり気後していたトマト味(左上)。何と唐辛子ゼロです。なぜ唐辛子の絵が書いてあるのかは謎です。濃い目のトマト味で美味しい。子供たちも最初はパッケージの唐辛子にびびって手を出さなかったのですが、一口食べて辛くないじゃん!?と気づいてからは食べています。最後にクリームオニオン味(下)。この中で一番さっぱりしています。プリングルスのサワーオニオンとよく似た味です。

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Lays、なぜ日本で発売されないかと言うと、やはりコイケヤやカルビーの方が美味しいからかと。薄さも軽さも郡を抜いています。

インドの野菜 〜大根〜

インドの野菜 大根

 

インドの大根は細いです。土の問題なのか、写真が大根MAXの時期(冬)のサイズ、これ以降どんどん痩せ細っていき、お正月の7草粥セットに入っている親指の太さサイズになります。インドに来て、そういえば大根の旬は冬だったわと改めて実感できます。日本のスーパーでは感じられない旬を感じることができるインド。同じことは人参でも起こります。夏に近づくにつれ痩せ細っていく人参。

さて、インドの大根は日本のものと比べて水分量が少なく、あっという間に萎びてしまいます。店によっては葉を落としているものもありますが、大根の葉は貴重な緑黄色野菜なので、出来る限り葉がついているものを買っています。葉は大根の実と共にお味噌の具になっています。日本に帰って驚くのが大根の太さ(冬に帰るのでちょうど旬)。狂喜乱舞でいつもの癖で1本買い1〜2日で食べきるつもりが、いつまで経ってもなくならない状況に陥ります。

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大根の太さと同じくもう一つ驚いたことが、大根にタネがついていること。大根の種は根っこ部分にできるんだ。そうか、大根の栄養は根っこだもんなと納得していたのですが、さらに驚きの事実が!

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嘘を書くといけないと調べてみると、大根の種は花が咲き終わった後サヤエンドウみたいにできるということ。え?ということは、この大根の側面についている茶色いタネのような物体は一体!?日が経つにつれこの茶色いタネ部分は増えてくるのでてっきりタネだと思っていたのですが。 ひげ根の付け根なのかしら。。。人間で言うと毛根?

インドの果物 〜ライチ〜

インドの果物 ライチ

 

夏になると出てくるのはライチ。ちなみに”ライチ”では通じず、”リーチー”です。インドで売っているライチは枝付きです。持って帰る時嵩張ることこの上なし。枝付きの方が新鮮だからだろうか。。

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味は普通のライチです。子供たちにはまだ大人の味。

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